カテゴリ:パブリックスクール( 21 )

 

Contract: Day-370

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すでに今年のサマースクールへのお問い合わせを頂いております。数あるパブリックスクールの中でも特にオーデナムへの留学を検討されているのならば、まずサマースクールで学校の雰囲気を体験するのはいいことです。もちろん個別にお問い合わせ頂ければ、1~2週間の体験入学も手配可能です。実際に授業に参加し、寮生として生活することは特に貴重な体験となるでしょう。

しかし、いずれにしても、過度の期待には注意しなくてはいけません。実際に体験入学して、『留学は、とても無理』と断念されたり、入学してから、『自分は歓迎されていない』と思い込んでがっかりしたり、ということが過去にございました。

あまり過剰な期待を胸に留学されると、こういうミスマッチが起こります。日本人の場合には、『お金を払っているのだから・・』などと言う乱暴な方がいらっしゃるのは残念なことです。パブリックスクールというのは、少々大胆に言えば、『頼んで来てらったわけではない』と言うくらいに、400年以上の歴史を誇り、Headmaster(校長)は絶対でありますので、希望者と学校との契約(Contract)をしたことになる以上は、校長から、『この生徒は、我が校に合わないとか、素行上、害を及ぼす』と判断されると、留学生であろうとも、一般生徒と同様に退学処分にもなりかねません。もちろん我が校でも過去に何人かの日本人が退学になったケースがありました。これは国内・海外を問わず学校ならどこでも起こり得ることですが、特に『留学生だから大丈夫だろう・・』というような考えは禁物です。
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要は、留学前から、日本人的な勝手な思い込みや楽観的なお客様気分を持たず、留学してからの本人の進歩を信じて、学校に委ねることができるかにかかっています。同じように留学しても、ケンブリッジに進む方もいれば、1年もせずに退学する場合もあります。『自分の可能性を信じて、学校をも信じる』ことができるのか、そこが肝要ですね。

以上、Day-370です。

  by aldenhamschool | 2011-01-11 17:43 | パブリックスクール

軍事研修: Day-324

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パブリックスクールには英国ならではの活動があります。有事の際には国民のために自ら先頭に立って前線で指揮を執る英国エリートのための軍事研修CCF(Combined Cadet Force)です。

長い歴史の中で多くの幹部を輩出し、今も現役将軍が活躍している我が校では特に盛んな活動です。この軍事研修は、永きに渡りパブリックスクールだけに許されてきたものでした。労働党政権が続き、昨年よりようやく、パブリックスクールとの合同である場合に限り、公立校にも参加が許されたという、文字通りエリートのための教育なのです。

昨年我が校は、近くにある公立校であるQueen's Schoolと提携の署名を行いました。
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現在は我が校活動に同行することを条件に公立校生徒にも門戸を開いたわけで、新聞でも報道されたくらいです。

これからヘリコプター操縦士としてアフガニスタンに飛ぶハリー王子もイートン校でこの研修を受けてきました。日本からの留学生ももちろんこの活動に参加できますので、ご興味があればお問い合わせ下さい。

以上、Day-324です。

  by aldenhamschool | 2010-04-18 11:56 | パブリックスクール

留学に何を望むのか?: Day-321

皆さんはお子様の留学に何を期待していらっしゃいますか?
英語力 適応力 経験 生きる力 回答は様々でしょう。

更にその留学の後に何を期待されていらっしゃるのでしょうか?
そして、私達、親はその選択が正しかったと確信出来るのでしょうか?

たとえ何があろうとも、親は自分達の決めたことは正しかったと信じて、子供たちを送り出してやるしか出来ないのではないでしょうか。 
きっとその強い気持ちがお子様達を支え、励みとなり、そしてお子様たちも親御さんも胸を張って、良い年月だったと言い切れる結果を生み出してくれると思います。

留学のご相談をよく受けますが、留学に何を望むのか、そしてその望みを叶える為にはどこへ
いつ、どうやって行くのがベストなのかを親子でよく理解し話し合っておかないと足元がぐらついてしまうようです。

留学という手段を使って親も子も人生を見つめ直す良い機会だと思っていただきたと思います。

以上、Day-321です。

  by aldenhamschool | 2010-04-08 21:20 | パブリックスクール

英国の人材教育: Day-293

年末に買い込んだ本を楽しく読んでいますが、その中にイギリスのパブリックスクールについて記述してあるものがありました。

『なぜ日本人はかくも小粒になったのか』と嘆き、問題提起するのは慶応大学の福田和也教授著『人間の器量』。

詳細はお読み頂くとして、イギリスには階級社会を維持したのに、日本には階級がない、ことも一因だと言います。今の日本で言う、金持ちなどではなく、文化を持ち、ノブレス・オブリージュ(高貴な義務)を持つ層がないのです。高貴な層は、普段は親の代からの蓄えで大した労働には従事せず、学問、スポーツ、音楽に精を出すけども、国家の危機となれば、一番先に前線に出て命を捨てる、そういう層がいないのです。パブリックスクールでの寮生活は厳しくスパルタ式ですが、将来が約束されている特権階級ならば、子供時代に厳しい生活をしてしかるべきだ、という共通認識があり、またそういう層の人間はタフでなければならないのです。

それに対して、知識と技量は身に付くけども、教養と人格はどうでもいい、というのが戦後の日本の高等教育であり、これでは、人物が出てこないのは、仕方のないこと、とも言います。金持ちはいるけども、国家のことを考える人材は出ず、自分の財産と健康しか興味はないという意味で、貧乏人も金持ちもそんなに考えていることは変わらない。つまり、今の日本は本質的な意味での格差がない社会だと言い切ります。
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健康とお金を考え、抜きんでることや英雄的行為、犠牲を好まない。強い信仰もなく哲学も必要ない。めでたいといえば、めでたいが、これで国が、社会が持つのか、次世代に何を残せるのか、大いに不安。やはり人物といえるほどの人材を作り、産みださないと、だめだ、と締めくくります。

パブリックスクールに身をおくことは、皆さんのお子さんにとって、とても貴重な経験をし、日本で育ったのでは得がたい人材に育つ、と思いませんか?

以上、Day-293です。

  by aldenhamschool | 2010-01-04 13:37 | パブリックスクール

ラテン語: Day-261

先日ラテン語を勉強する16才から18才までの生徒たちが近くのパブリックスクールであるハロースクールを訪問し、ラテン語劇を鑑賞しました。ユーモア溢れるコメディに大笑い(したかどうかは不明です・・)
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英国のパブリックスクールに繋がる教育では、日本の私立小学校に相当するプレップスクール(8才から13才)からギリシャ語とラテン語を勉強するのは常識です。フランス語を学ぶのは当然ですが、どれだけギリシャ語やラテン語をやってきたかは、エリートかどうかを判断される要素とも言えるでしょう。

社会人になってから、「学校を卒業してからはすっかりラテン語とはご無沙汰ですね」などと言うのは、「一流のパブリックスクールでは優等生だったのですよ」と言うに等しく、自分に自信のある人のみが、"What did you read at university?"( 「大学で何を勉強したの?」) と聞く権利があるとも言えましょう。

ブレア首相はフランス議会で、フランス語でスピーチしましたが、果たして、次の首相と目されるイートン―ケンブリッジ出身のキャメロン保守党党首は、ギリシャ議会でギリシャ語を駆使してスピーチするのでしょうか?

以上、Day-261、です。

  by aldenhamschool | 2009-10-16 10:13 | パブリックスクール

GCSE Result: Day-245

先日のAレベル発表に続いて、GCSEテストの結果が発表となりました。
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GCSEは英国の16才での共通学力テストです。多い生徒だと10科目以上を受験して、最上級のA*からA,B,C,D,Eで評価され、Fは不合格です。2年前に受けた二男も12科目受験しましたが、ASレベル試験(17才)になると4-5科目、Aレベル試験(18才)では3-4科目に絞られますので、GCSEは言わば総合学力を問われる試験と言えましょう。
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オーデナムの生徒たちは、受験科目総数の内、87%でA*~Cを獲得。29%はA*かAという素晴らしい成績を収めました。
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今後の益々の活躍を祈ります。

以上、Day-245です。

  by aldenhamschool | 2009-08-27 23:59 | パブリックスクール

Aレベル: Day-243

7月に卒業した18才たちが最も緊張する日が来ました。Aレベルの成績が発表になる日です。

イギリスでは、最終学年では3~5科目を選択して勉強して、統一試験(Aレベル)を受験します。その成績は、AからEに、不合格のF、までの成績となります。受験する大学では、面接や選択科目の審査などを経て、「○○の成績なら入学を認める」となります。例えば、一番良いグレードのAが2つ以上とか、Aが1つとBが2つ以上、などの基準が、実際にAレベル試験を受験する前に、大学から各受験生に合格ラインが知らされる。もちろんそういったグレードが示されず不合格にもなります。

日本のようにたった一回のテストの点数で入学者を決めるのではなく、その生徒がどのような人生を送ってきて、どんな勉強・音楽・スポーツなどをしてきたのか、大学で何をしたいのか、など総合的に判断するのがイギリスです。だから、同じ大学・学科を受験しても、受験生によって、合格に必要なAレベルのグレードが違います。だからこそ、パブリックスクール出身者は全国で3%弱に過ぎないのに、有力大学の合格者比率では30%以上を占めるわけです。
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そして、Aレベル成績発表の日。学校に到着した成績表を受け取り、成績が大学から入学条件として求められていたグレード以上なら、無事に大学に合格だからです。もし、成績が足りない場合には、折角の大学からの入学オッファーも無駄になる、というのだから大変です。

二男の同級生たちは、思い思いの時間に登校してその日を迎えました。幸い、殆どの同級生は必要なグレードを得て希望の大学に進めるようですが、まさに悲喜こもごもの一日となりました。
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以上、Day-243、です。

  by aldenhamschool | 2009-08-21 22:49 | パブリックスクール

Surprise Present: Day-208

卒業式を終えて、プレップからオーデナム卒業まで13年間を共に過ごした親友・ギャレスからプレゼントが届きました。プレップ時代から学校代表チームメートとして一緒にプレーした二人をずっと写真に撮り続けてくれた彼のお父さん・オリバーが作ってくれたアルバムとDVDです。
(↓ 二人からの優しいメッセージ)
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(↓ プレップでの最初の試合:二人のゴールで2-1で勝利&プレップ・トーナメント優勝)
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(↓ オーデナム最終学年)
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(↓ ピカデリーサーカスにある有名な「エロスの像」は、オーデナム卒業生の作。校内にも寄贈されています)
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ありがとう、オリバー&ギャレス。これからもずっと家族ぐるみで良い友達でいて下さい。

以上、Day-208です。

  by aldenhamschool | 2009-07-05 20:44 | パブリックスクール

Ball: Day-207

卒業生と学校関係者のためのBallが行われた昨晩。いい天気にも恵まれ、19:30からのパーティーは延々と深夜まで続きます。学校の広いフィールドにいくつも建てられた巨大テントの中で最後のディナー、ドリンク、DJ、ダンスなどを楽しんだことでしょう。

女子生徒はイブニングドレス、男子はタキシードがドレスコードです。(↓ 出発前)c0181238_20361289.jpg

結局深夜までのパーティーの後は、友人たちとどこかへ行ったようで、まだ帰ってきませんので、その後の詳しい話はいつ聞けることやら・・・。

以上、Day-207です。

  by aldenhamschool | 2009-07-04 20:37 | パブリックスクール

Partying Service: Day-206

パブリックスクールに登校する最後日を迎えて朝から神妙な表情の次男。昨晩は親友が泊まりに来て、一緒に登校していきました。やはり最後を一人で過ごすのは辛かったのかも知れません。

(↓ 卒業生の記念写真)
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午前中のハウスでの行事に続き、午後はチャペルでのPartying Service。別れの礼拝とでも言いましょうか。牧師からのお話を聞き、校長の挨拶に続き、卒業生が前に進み出て、在校生に向かって並び、全員起立して讃美歌を歌う頃には、みんな声を上げて泣きます。特に1年、2年下の生徒たちは同じハウス、チームなどで卒業生と共にした時間も長く、卒業生と共に一気に涙が溢れたようです。

その最後の賛美歌は、"Jerusarem":エルサレム帰宅した次男を迎え、この曲を聞いて、夫と二人で涙・・。

そこへ来週末から東京で一緒にまた暮らせる長男からの電話。16年間のイギリスでの教育を終えた今日、これまでの思いが溢れ出し、まだまだ涙は止まりません。。。。

(↓ 卒業生がもらったパーカー:前)
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(↓ パーカー:後-09には全員の名前が記されています:次男の名前・陽介も愛称でYOSKと)
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以上、Day-206です。

  by aldenhamschool | 2009-07-03 23:59 | パブリックスクール

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