人気ブログランキング |

パノラマ: Day-21

本日は夫が書くBBC英語ネタです。。。アメリカのサブプライム・ローン問題に端を発した金融危機で世界中で厳しい年末となりましたね。イギリスでの報道をリードしたのは、やはりBBC。その看板経済記者のRobert Pestonが10月にイギリスの大手銀行Northern Rock社の破綻をキャッチして、
今年の英国報道スクープ賞を受賞しました。

そんなMr Pestonの取材の舞台裏を紹介したのが、昨日のBBCテレビの番組「パノラマ」です。日本で言えば、NHKの「クローズアップ現代」。ダイアナ妃との独占インタビューでチャールズ皇太子との不仲を暴露したり、BBCが総力を挙げる看板番組です。

Mr Pestonの報道をきっかけにして、Northern Rockの支店に預金者が長蛇の列をなすに及び、「報道が国民のパニックを引き起こすのはどうか」との苦言もありましたが、本人は、"I thought it was a good news."と答え、ジャーナリストとしての使命を果たしただけ、と受け流す強さが印象に残りました。決してニュースソースを明かさない(もちろん政府トップしか有り得ませんけどね・・)とは言え、彼のBBCのブログで銀行の株価が大きく影響され、破綻の危機に陥ったり、来年もまだまだ目が離せません。そのブログではこの混乱を招いた「新資本主義」に対する彼の論文がありますが、とても読み応えのあるものです。本人は"if you want some bedtime reading, you can download the
full 3,000-word essay."と謙遜されていますが・・。

今後の金融市場の見通しについて、彼のインタビューで大手バークレー銀行の社長がこう述べています。

"I think that we will see the process of reduced borrowing play out over at least the course of the
next twelve months maybe, maybe twenty four months. I think it's important to say though that the
industry is open for business..."

「12~24ヶ月の間は貸し出し水準は下がり続けるだろう。」と言ってから付け加えた、"I think it's
important to say though that the industry is open for business..."
という言葉に注目しました。

「緊急出資を受け入れた政府からは、貸し渋りせず、金利を下げろ、と指導されています。しかしこれからまだまだ損失は出ますし、肝心の資金市場はタイトなままで、どうにもキャッシュがありません。えぇ、もちろん通常通り銀行業務はしておりますので、どうぞお気軽にご相談にお越し下さい。でも、大人の皆さんはおわかりでしょうが、今は何を頼まれても「NO」と言うしかない状況ですので、よもや融資の申し込みなどしないで下さいよ。」みたいな感じ。

まさしくニュアンスを重んじ婉曲に表現するイギリス英語らしいとは思いませんか?

以上、Day-21、です。

  by aldenhamschool | 2008-12-24 00:23 | 英語

<< リアルの重み: Day-22 さすが、BBC!: Day-20 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE