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GCSEとAレベル試験: Day-332

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英国新首相に就任したMr David Cemeronのパブリックスクール(イートン校)時代の成績に関する談話がBBCで紹介されていました。

He has described his 12 O-levels as "not very good", but he gained three As at A-level, in history, history of art and economics with politics.

Oレベルと言うのは、今のGCSEの以前の呼び名です。12科目で取得したというのは、パブリックスクールでは標準の数でしょう。ただ、Aレベルで3科目Aグレードというのは、オックスフォード、ケンブリッジに合格するための平均的な数でしょうか。

大学でのインタビューなど、総合的に合否を判断されるので、日本のような何点以上は合格、という自動的なラインはありません。各個人に対して、大学が求める成績レベルも違います。毎年公立校出身者で、「5つもAを取ったのに、落とされた」などとマスコミを騒がすのも、このためです。

日本人のパブリックスクール出身者でも、4つのAでオックスフォードに落ちた人がいれば、A2つでケンブリッジに合格した人もいますので、選択した学科や個人によって事情は違ってきます。

ただ、英国全体ではわずか数%を占めるに過ぎないパブリックスクールの出身者が、Oxbridge合格者の1/3を占めると言われているのも、数百年以上という歴史あるパブリックスクールでの生活で、勉強だけでなく、音楽・スポーツ・ボランティア・社交マナーなど、様々な経験を積んで自然に鍛えられているからなのでしょう。

以上、Day-332です。

  by aldenhamschool | 2010-05-14 12:12 | 学校紹介

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